2020-01-01から1年間の記事一覧
魔女といえば作品により、良いイメージ、悪いイメージそれぞれあります。 しかし、良いイメージがつき始めたのは最近の話で、もともと魔女は恐ろしい存在であることが伝承されてきています。 そんな魔女の原点のような姿をユーモア満載な世界観で送るのが、…
夢を追うこと、それにはリスクが伴います。 その夢が大きければ大きいほどより大きなリスクを負うのは必然だと言えるでしょう。 今回レビューする『ジョン・デロリアン』は、革新的な車を作るためリスクを負いながらも挑戦をした男を追った作品です。ストー…
ハンス・クリスチャン・アンデルセンといえば、「裸の王様」や「人魚姫」といった有名童話を数多く作ってきた作家です。 まさにデンマークを代表する作家と呼んで差し支えないでしょう。 そんなアンデルセンの童話をミュージカル仕立てにし、彼の生涯をフィ…
私たちが常日頃から当たり前のように使っている辞典。 それは、あることが当たり前のように思っていますが、それがなかった時代も当然のことながらあります。 今回レビューする『博士と狂人』は、そんな辞典のない時代に、新たな風を呼び込もうとした男たち…
スポーツ選手にとって幸せな瞬間。 それは自身の力により勝ちを得た瞬間だと言えるでしょう。 それが世界王者ともなると、その喜びははかり知れません。 しかし、それと同じくらい人間にとって大切なのが"愛"です。 今回レビューする『オリ・マキの人生で最…
中東に存在する国イラン。 そこではイスラム法に則り、死刑制度が定められています。 その基準は非常に厳しく、死刑執行数は中国に次いで二番目だと言われています。(2019年次) それだけに恐ろしいのは冤罪でしょう。 日本とは異なり、死刑執行までの期間…
西部開拓時代とは主に1860年代から90年代にかけてを表します。 20世紀(1901年~)に入ってからは、自動車が普及し、建物は近代化、カメラを用いた写真や動画の撮影までできるのが普通となってきました。 けれど、そうして近代化されていく時代の中、西部に…
芥川龍之介の著作「羅生門」といえば、たいていの人が知っている小説でしょう。 重苦しいながらも教訓のある内容は、小学校の教科書などにも乗せられています。 そんな名作小説を名匠黒澤明が映画化したのが、今回レビューする『羅生門(1950)』です。ストー…
運命の出会いというものは果たして存在するのか?それは誰にも分かりません。 偶然を運命と信じれば運命になりますし、偶然をそのまま偶然と捉えればそれは偶然でしかありません。 今回レビューする『(500)日のサマー』は、運命を信じた男の人生が変わるラブ…
人は一人では生きていけないというフレーズはよく耳にするかと思います。 実際その通りで、全てのことを一人でこなし、誰にも迷惑を掛けずに生きていくことはできません。 そんなかかわり合うことの素晴らしさを描いた作品が、今回レビューする『アバウト・…
前作『ビバリーヒルズ・コップ2』から7年。 エディ・マーフィー演じるアクセル・フォーリーが帰ってきた! そのシリーズ3作目となる作品が今回レビューする『ビバリーヒルズ・コップ3』です。ストーリーデトロイト市警に刑事アクセル・フォーリーは、違法な…
恋の駆け引きに置いて大切なこと。それは、相手を思いやることです。 いかに相手を気遣い、共感し合えるかがキモだと言えるでしょう。 今回レビューする『恋愛小説家』では、ジャック・ニコルソン扮する、潔癖症で偏屈な男が愛を手に入れようと奮闘する物語…
2020年12月9日。ひとつの映画館が閉館しました。その名は「ユジク阿佐ヶ谷」2015年4月25日にオープンしてからおよそ5年7ヶ月(2020年8月28日の休館からそのまま閉館であるため実質5年4ヶ月)阿佐ヶ谷に2館しかない映画館として愛されてきました。今回はそん…
「死んだ人間は天国か地獄に行く」 その死生観は昔から信じられてきました。 しかし、その世界がどのようなものであるかは、これまでもこれからも分かることはないでしょう。 そんな死後の世界、ある一人の男が抱える後悔から始まる作品が『天国は待ってくれ…
ストーリー 高校時代の友人が急死したことからザック、ノア、ウォーレン、ブライスの4人は再会を果たす。 彼らはブライスのツテから、ある製薬会社の株が高騰することを知り、インサイダー取引を目論む。 しかし、その製薬会社の汚職が発覚したことから株は…
第二次世界大戦時のナチス・ドイツといえば悪党というイメージしかありません。 しかし、それは独裁者アドルフ・ヒトラーの行き過ぎた思想があったがため。 ドイツ軍人皆がヒトラーのような過激思想を持っていたわけではありません。 そんなヒトラーの考え方…
西部劇のガンマンといえば孤高の存在。 その身ひとつで悪を討つ姿はロマンだと言えるでしょう。 しかし、もしそのガンマンの目が見えないとすれば、それは絶望的な状況だと言えるでしょう。 今回レビューする『ミネソタ無頼』は、少しずつ視力を失っていく孤…
限られた空間でのテロリストの戦いというのはアクション映画の王道と言えます。 迫る緊迫感と敵を一人ずつ減らしていく爽快感は、まさに映画向きだと言えるでしょう。 今回レビューする『ディレイルド 暴走超特急』では、暴走する列車内でテロリストにアクシ…
旅をすることは人を大きく変えます。 それは多くの出会いや出来事を経て成長をするからです。 そんな人を変えるロードムービーをラブロマンスに落とし込んだ作品が今回レビューする『ローマ発、しあわせ行き』です。 ストーリー シングルマザーであるマギー…
ジュリアーノ・ジェンマといえば、西部劇でブレイクした俳優です。 その爽やかな顔立ちと、軽快な身のこなしはマカロニ・ウェスタンの花形ともなりました。 そんなジュリアーノ・ジェンマが一躍有名となった作品が、今回レビューする『夕陽の用心棒』です。 …
大統領や官僚たちが普段どのような食生活をおくっているのか、という事は一般市民では知り得ません。 ましてやそれがフランスとなればなおのこと。漠然とオシャレなものを食べているというイメージしかつかないです。 今回レビューする『大統領の料理人』で…
映画において、素顔を晒すことのない役柄というのは珍しくありません。 特殊メイクであったり、かぶり物を着けての出演であったりがあるからです。 そうした素顔を晒さないキャラクターとして、おそらく最も有名なのが『スター・ウォーズ』に登場するダース…
「ビバリーヒルズを舞台にした映画」と聞くと、おそらく多くの人が『ビバリーヒルズ・コップ』を連想するハズです。 それは、単純にタイトルにビバリーヒルズが入っているのと同時に、作品がシリーズ化されており知名度が高いからでしょう。 そんなシリーズ…
ビバリーヒルズといえば高級住宅街。 気品と風格に満ちたその街は憧れの場所とも言えます。 そんな街に上品さなんてクソくらえな型破りな刑事が現れたとしたら…… それが今回レビューする『ビバリーヒルズ・コップ』です。ストーリーデトロイト市警の刑事アク…
ストーリー1861年。 ウエスタン・ユニオン社の技師長エドワード・クレイトンは、電信線の拡張を計画の調査中に落馬してしまうが、偶然通りかかった若者に助けられる。 落馬の傷も癒えた頃、クレイトンは電柱建設工事の作業員の中に自分を助けた若者がいるこ…
生きる者として決して避けられない運命、それが死です。 その事実に人は恐怖し、不安を抱くのは当然のことだと言えるでしょう。 それだけに、人の死を尊く美しいものとして描いた作品は共感を呼び、愛される傾向にあります。 今回レビューする『グッバイ、リ…
インディアンと白人というのは相容れない存在です。 そうした対立の模様は、西部劇ではもはやお約束の展開だと言えるでしょう。 今回レビューする『太陽の中の対決』は、白人がインディアンに育てられたという設定の作品です。ストーリー19世紀後半のアリゾ…
人が人を認識するのに第一に見るのが外見です。 見知った顔であればまず疑う余地もなく知り合いだと認識するでしょう。 しかし、もしその中身が違ったとしたら? そんな人間の内部が侵略される恐ろしさを描いたのが、今回レビューする『インベージョン』です…
ハードボイルドな主人公というと、冷静沈着で無口な人物というイメージがあります。 しかしハードボイルドとは、ゆで卵などが固くゆでられた状態=そうした感情に流されたりしない固い意志を指しています。 そのため、意志を曲げない強さを持っていればそれは…
ストーリーカリフォルニア州ロサンゼルスが地震により、大きな被害を受けた。 地震学者であるヤンは、それがまだ前震であり、12時間後にさらなる巨大地震が起きることを突き止める。 それを回避するためヤンは、元妻デボラが開発した「地震砲」を使うため、…