スキマ時間 DE 映画レビュー

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【レビュー】ゾンビランド

もはや大抵のネタを出し尽くした2009年のゾンビ映画。そんな中、公開されたこの作品『ゾンビランド』は、斬新かつ大胆であった。 とはいえ、変わったことがあるとすれば、主人公のコロンバスが自身に課した32のルールが存在していることくらいか。「ゾンビ映…

【レビュー】ドクター・スリープ

前作『シャイニング』から40年。おそらく監督スタンリー・キューブリックも予想していなかったであろう続編が公開された。それもスピンオフや設定だけ引き継いだわけではなく、正当な続編である。そんな期待と不安が入り混じる作品が、今回レビューする『ド…

【レビュー】シャイニング

スタンリー・キューブリック監督作と言われて挙げられる作品は何だろうか?『2001年宇宙の旅』、『時計仕掛けのオレンジ』、『フルメタル・ジャケット』etc...多くの名作がある中でも『シャイニング』は、五指に入るだろう。その人気の理由は数あれど、原作…

【レビュー】「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」 怪しいピエロにご用心!

スティーヴン・キングの数ある小説の中でも5本指に入るであろう有名作品がこの"IT/イット"だ。おそらく、ピエロ=恐怖というイメージを植え付けた原因の一部はこの作品にあるだろう。そんなこの作品の冒頭は、主人公ビルの弟ジョージがItことペニー・ワイズ…

【レビュー】「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 もっと轟け!もっとたぎらせ!もっともっと熱くなれ!

この作品ほどレビューを書きやすいものもなかなかないだろう。なぜなら「戦車は最高だ!」と書けば間違いはないからだ。とはいえ、腐ってもこのサイトはレビューサイト。もっと深堀りしていかなくてはならない。この作品の素晴らしい所は、映画館で見る価値…

【レビュー】「ボーダー 二つの世界」 知らない世界がここにある!

スウェーデン・デンマーク合作、R18+、「ぼくのエリ 200歳の少女」と同じ作者が原作。これだけの要素が揃っていただけに変化球な作品だとは分かっていたが、そのさらに上を行く変化球作品であった。そもそも、税関職員であるティーナに犬の嗅覚のような能力…

【レビュー】「ホテル・ムンバイ」 不屈の闘志!不滅のホテル!

『ダイ・ハード』や『エンド・オブ・ホワイトハウス』など、所謂テロリスト制圧モノの映画はエンタメ作品として受け入れられてきた。あれらの作品を見ているとつい「銃を持っていても上手く立ち回れば制圧できる」と思ってしまいがちである。そんな甘い考え…

【レビュー】「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」 "これ"を見たら本当に終わり!

27年後がやってきた。もちろん作中内で、だ。2年の時を経て公開された今作は、見る前から衝撃を与えてきた。なんと本編時間が169分、3時間近くもあるというではないか。途中でトイレに行きたくならないか、眠くならないか、と違う意味での恐怖の鑑賞となった…

【レビュー】「イエスタデイ」 ファンも知らない"ビートルズ"がいない世界!

『ボヘミアン・ラプソディー』、『ロケットマン』など近年、ブームが来ている音楽映画。そんな中、公開されたのがこの作品『イエスタデイ』イギリスの伝説のロックバンド「ビートルズ」を題材にしている。とは言っても、この作品はガンガン名曲を聞かせるわ…

【レビュー】「ジェミニマン」 ウィル・スミス好きに捧げる映画!

『アラジン』のジーニー役としても活躍したウィル・スミスの最新作。CG処理で若くなった彼が二役を演じているのがこの作品の売り。最近、この手のCG処理が流行りな気がする。 で、なんでウィルが二人いるのかというと、片方オリジナル、片方クローンで作られ…

【レビュー】「ターミネーター:ニュー・フェイト」 何度でも「アイル・ビー・バック」するSF映画!

感想シリーズ六作目だけど時系列的には三作目な本作。これだけ中途半端に続編が作られてはリブートされる作品も珍しいと思います。とはいえ、今回は二度目のリブートということもあってか前作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』よりも面白い作品になって…

【レビュー】「ジョーカー」 2019年度最大の問題作!?

「ジョーカー」と聞くと何を想像するでしょうか?アメコミ?トランプ?某ゲームのキャラクター?少なくとも2019年度の後半は、映画のイメージが根付いていたでしょう。今回は、そんな社会現象ともいえるレベルにまで登り詰めていた『ジョーカー』について書…