【レビュー】エリジウム
パワードスーツといえば人類のロマンです。
ロボットや超能力なんかよりもよっぽど現実的で「あり得るかも」と思えるのがいいのかもしれませんね。
そんな、パワードスーツロマンをマット・デイモン主演でおくるのが今回レビューする『エリジウム』です。
感想
世界がロマン!
本作でまず驚かされるのが世界観でしょう。
地球は既に荒廃していて、裕福な人間はスペースコロニーに逃げ出している、いわゆるディストピアな世界観は個人的に大好物でした。
そんな本作での目的は、余命5日と宣告されたマックスがスペースコロニーに存在する医療ポッドに入ることでした。
そのため、地球でのゴタゴタ半分、スペースコロニーでのゴタゴタ半分くらいの割合で楽しめます。
環境が正反対の舞台であるだけに、アクションシーンでも常に新鮮な刺激があったのが印象的でした。
ストーリーがシンプルな分、SFの世界観を堪能することが出来ました。
武器がロマン!
世界観ありきで映えるのが武器でした。
やはり近未来が舞台とあってかなりヤバイ品が揃っているんですよね。
例えば、1発1発が榴弾のように爆発をするマシンガン(?)であったり、壁くらい余裕で吹き飛ばすコイルガンであったりと、ロマンを感じずにはいられない武器ばかりでした。
もちろん活躍シーンもあって、特にロボットを榴弾マシンガン(?)で粉々に粉砕するシーンはテンション上がりました。
他にも、シールドなんかもあったりして本当にときめくようなロマン武器がいっぱいでした。
マット・デイモンがロマン!
マット・デイモンといえば『ジェイソン・ボーン』シリーズが代表作として浮かびます。
そんな彼が本作では坊主頭に!しかもいかついパワードスーツまで装着して登場。「寝返りどうやって打つんだよ」というツッコミを入れつつも、そのメカニックな外見にはワクワクするしかありませんでした。
まあ、重いものを持ったり、データを盗むためのPC代わりだったりと、そこまで大幅に変わったように見えなかったのがやや残念です。
とはいえ「あのマット・デイモンがパワードスーツを身に付けている」
その事実だけでもう満足出来てしまいました。
あるだけでロマン。それがパワードスーツ。